大雨と突風及び落雷に関する中国地方気象情報　第２号
令和２年　７月１３日０５時３３分　広島地方気象台発表

　中国地方では、１４日未明から明け方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、１４日にかけて大雨となるおそれがあります。土砂災害に警戒し、浸水害、河川の増水に十分注意してください。

　　梅雨前線が黄海から九州北部地方を通り、伊豆諸島付近にのびています。黄海には梅雨前線上に低気圧があって東北東に進んでいます。低気圧からのびる前線が１３日は西日本を北上し、１４日は中国地方を南下していく見込みです。１４日にかけて前線の活動は活発となり、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
　　このため中国地方では、１４日未明から明け方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、１４日にかけて大雨となるおそれがあります。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に警戒し、浸水害、河川の増水に十分注意してください。竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
　　また、１５日は日本海の低気圧の影響で、大雨が続くおそれがあります。
　
　＜雨の予想＞
　１３日に予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　山陽　３０ミリ
　　山陰　４０ミリ
　１４日に予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　山陽　５０ミリ
　　山陰　４０ミリ
　１３日６時から１４日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　山陽　１５０ミリ
　　山陰　１５０ミリ
　１３日６時から１５日６時までに予想される４８時間降水量は、いずれも多い所で、
　　山陽　１５０から２００ミリ
　　山陰　１５０から２００ミリ
　
　＜防災事項＞
　　土砂災害、浸水害、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷
　
　　今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
　　この情報は「大雨に関する中国地方気象情報」を引き継ぐものです。
　
　　次の「大雨と突風及び落雷に関する中国地方気象情報」は、１３日１７時頃に発表する予定です。