大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第26号
令和2年 7月12日05時47分 気象庁予報部発表(訂正)
西日本や東北地方では、12日昼前にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。西日本や東日本、東北地方では、土砂災害の危険度が非常に高まっている所があります。引き続き、土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒・注意してください。
[気圧配置など]
梅雨前線が東シナ海から西日本や東日本を通って日本の東にのびています。また、秋田沖には低気圧があって東北東へ進んでいます。
低気圧は東進して、12日日中に東北地方に進む見込みです。また、前線は、12日夜にかけて、東日本を南下しますが、九州付近では停滞するでしょう。13日には、低気圧が黄海から日本海西部を東進し、前線が西日本から東日本を再び北上する見込みです。
前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
[防災事項]
西日本では、局地的に強い雨が降っており、西日本や東日本では、これまでの記録的な大雨により土砂災害の危険度が非常に高まっている所があります。また、東北地方でも断続的に強い雨や激しい雨が降って総雨量が多くなっており、土砂災害の危険度が非常に高まっている所があります。
西日本や東北地方では、12日昼前にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降るでしょう。
また、低気圧の接近や前線の北上に伴い、西日本では、13日朝から、局地的に雷を伴った激しい雨が降るでしょう。
13日06時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東北地方 80ミリ
北陸地方 70ミリ
14日06時までの48時間に予想される雨量は、多い所で、
北陸地方、近畿地方 100から200ミリ
東海地方、四国地方 100から150ミリ
の見込みです。
土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒・注意してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
[補足事項等]
地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は12日17時頃に発表する予定です。
[訂正箇所]
見出しと本文の西日本の激しい雨の期間を12日昼前に訂正しました。