大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報 第22号
令和2年 7月11日16時45分 津地方気象台発表
三重県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。引き続き12日明け方にかけて、土砂災害に注意・警戒し、低い土地の浸水や河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。
[気象概況]
梅雨前線が東シナ海から西日本を通って東北地方にのびており、日本海中部には低気圧があって東に進んでいます。東海地方では12日明け方にかけて、前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
このため三重県では、雨は小康状態となっていますが、11日夜から12日未明にかけて南部を中心に断続的に雷を伴って激しい雨が降る見込みです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、雨の降り方によっては土砂災害の危険度が高まり、警報級の大雨となるおそれがあります。
[雨の実況]
降り始め(9日0時00分)から11日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
御浜 94.5ミリ
熊野新鹿 94.0ミリ
南伊勢 93.5ミリ
[雨の予想]
11日から12日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北中部 30ミリ
南部 30ミリ
11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北中部 50ミリ
南部 60ミリ
その後、12日18時から13日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北中部 およそ50ミリ
南部 およそ50ミリ
[防災事項]
土砂災害に注意・警戒し、低い土地の浸水、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報」は、12日6時頃に発表する予定です。