大雨に関する長崎県気象情報 第22号
令和2年 7月11日11時21分 長崎地方気象台発表

 長崎県では、これまでの記録的な大雨により、広い範囲で地盤が緩んでいる所があります。土砂災害に警戒してください。

  梅雨前線は12日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。
  長崎県では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となっています。このため、11日夕方から夜のはじめ頃にかけて局地的に激しい雨が降る見込みです。
  長崎県では、これまでの記録的な大雨により、広い範囲で地盤が緩んでいる所があります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(9日1時00分)から11日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
      雲仙岳 390.5ミリ
       島原 348.5ミリ
    対馬市厳原 272.5ミリ
       諫早 249.0ミリ
   長崎市長浦岳 236.0ミリ
  
  ※島原の48時間降水量(9日10時30分から11日10時30分までに347.5ミリ)は観測史上最大を更新しました。
 
 <雨の予想>
 11日から12日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部    40ミリ
  北部    30ミリ
  五島    20ミリ
 
 11日12時から12日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部    80ミリ
  北部    80ミリ
  五島    60ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害に警戒し、河川の増水に注意してください。
 
  今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、11日16時30分頃に発表する予定です。