大雨に関する熊本県気象情報 第39号
令和2年 7月11日16時29分 熊本地方気象台発表
熊本県では、これまでの記録的な大雨により、広い範囲で土砂災害の危険度が高まっています。土砂災害、河川の増水や氾濫、低地の浸水に厳重に警戒してください。
梅雨前線は12日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。
九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となっています。
このため、熊本県では12日未明にかけて非常に激しい雨や激しい雨が降る見込みです。
これまでの記録的な大雨により、広い範囲で土砂災害の危険度が高まっています。また、浸水害の危険度が高まっている所や増水している河川があります。土砂災害、河川の増水や氾濫、低地の浸水に厳重に警戒してください。
<雨の実況>
降り始め(8日22時00分)から11日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
山都町原 335.0ミリ
五木 325.5ミリ
山鹿市鹿北 290.5ミリ
天草市牛深 287.5ミリ
宇城市三角 268.0ミリ
<雨の予想>
11日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 70ミリ
阿蘇地方 50ミリ
天草・芦北地方 50ミリ
球磨地方 50ミリ
12日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 30ミリ
阿蘇地方 30ミリ
天草・芦北地方 30ミリ
球磨地方 30ミリ
11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 150ミリ
阿蘇地方 150ミリ
天草・芦北地方 150ミリ
球磨地方 150ミリ
<防災事項>
土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒してください。落雷や突風に注意してください。
今後発表する警報、注意報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
平成28年(2016年)熊本地震の影響を考慮し、一部市町村では洪水の警報・注意報について通常基準より引き下げた暫定基準で運用しています。
次の情報は、12日6時頃に発表する予定です。