大雨に関する熊本県気象情報 第38号
令和2年 7月11日11時11分 熊本地方気象台発表

 熊本県では、これまでの記録的な大雨により、広い範囲で土砂災害の危険度が高まっています。また、増水している河川があります。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

  梅雨前線は12日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。
  九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となる見込みです。
  このため、熊本県では12日未明にかけて非常に激しい雨や激しい雨が降る見込みです。
  これまでの記録的な大雨により、広い範囲で土砂災害の危険度が高まっています。また、増水している河川があります。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
 
 <雨の実況>
  降り始め(8日22時00分)から11日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
       五木 299.5ミリ
    山鹿市鹿北 286.5ミリ
    天草市牛深 253.5ミリ
    玉名市岱明 234.0ミリ
    芦北町田浦 216.0ミリ
     
 <雨の予想>
 11日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  熊本地方    50ミリ
  阿蘇地方    50ミリ
  天草・芦北地方 50ミリ
  球磨地方    40ミリ
 12日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  熊本地方    30ミリ
  阿蘇地方    30ミリ
  天草・芦北地方 30ミリ
  球磨地方    30ミリ
 
 11日12時から12日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  熊本地方    120ミリ
  阿蘇地方    120ミリ
  天草・芦北地方 120ミリ
  球磨地方    120ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水、落雷や突風に注意してください。
  
  今後発表する警報、注意報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
  平成28年(2016年)熊本地震の影響を考慮し、一部市町村では洪水の警報・注意報について通常基準より引き下げた暫定基準で運用しています。
 
  この情報は「大雨と落雷及び突風に関する熊本県気象情報」を引き継ぐものです。
 
  次の情報は、11日16時30分頃に発表する予定です。