大雨に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第32号
令和2年 7月11日11時07分 福岡管区気象台発表

 九州北部地方では、これまでの記録的な大雨により、土砂災害の危険度が高まっている所や増水した河川があります。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

  梅雨前線は12日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。
  九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となっています。このため12日明け方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降るおそれがあります。 
  九州北部地方では、これまでの記録的な大雨により、土砂災害の危険度が高まっている所や増水した河川があります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(8日22時00分)から11日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  山口県
   岩国市羅漢山 195.0ミリ
  福岡県
    八女市黒木 269.5ミリ
  佐賀県
       嬉野 302.0ミリ
  大分県
   日田市椿ヶ鼻 302.0ミリ
  長崎県
      雲仙岳 390.5ミリ
  熊本県
       五木 299.5ミリ
 
 <雨の予想>
 11日から12日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡県 30ミリ
  佐賀県 40ミリ
  長崎県 40ミリ
  大分県 30ミリ
  熊本県 50ミリ
 
 11日12時から12日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡県 80ミリ
  佐賀県 80ミリ
  長崎県 80ミリ
  大分県 120ミリ
  熊本県 120ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に注意してください。
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
  土砂災害、浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  この情報は「大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報」を引き継ぐものです。
 
  次の情報は、11日16時頃に発表する予定です。