大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報 第25号
令和2年 7月11日06時11分 長野地方気象台発表

 長野県では、12日にかけて土砂災害に警戒してください。

 [気象状況と予想]
  梅雨前線が、東シナ海から日本海を通って東北地方にのびており、梅雨前線上の日本海西部には低気圧があって東北東に進んでいます。11日夜には三陸沖で別の低気圧が発生し、前線は関東甲信地方を南下して、12日夜には伊豆諸島付近に達するでしょう。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、長野県では、引き続き大気の状態が不安定となるでしょう。
 
 [防災事項]
  長野県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所や、増水している河川があります。南部では、11日昼過ぎかにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。長野県では、12日にかけて、大雨となる所がある見込です。土砂災害に警戒し、河川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒してください。
  落雷や突風にも注意してください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理などにも注意してください。
 
 <雨の実況>
  降り始め(3日12時00分)から11日6時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
    王滝村御嶽山 1073.0ミリ
     阿智村浪合  547.0ミリ
    松本市上高地  517.5ミリ
   木曽町開田高原  485.0ミリ
   木曽町木曽福島  475.5ミリ
 
 [量的予想]
 <雨の予想>
 11日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 20ミリ
  中部 20ミリ
  南部 30ミリ
 
 11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 60ミリ
  中部 80ミリ
  南部 150ミリ
 の見込みです。
 
 [補足事項]
  今後、発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
  次の「大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報」は、11日17時頃に発表する予定です。