大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報 第24号
令和2年 7月10日16時56分 長野地方気象台発表
南部では、11日にかけて土砂災害に警戒してください。
[気象状況と予想]
梅雨前線が、東シナ海から日本海を通って東北地方にのびており、梅雨前線上の朝鮮半島付近には低気圧があって発達しながら北東に進んでいます。低気圧は11日にかけて日本海を北東に進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、長野県では、引き続き大気の状態が不安定となるでしょう。
[防災事項]
長野県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所や、増水している河川があります。南部では引き続き11日にかけて、北部と中部でも11日には雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。南部では、11日にかけて、土砂災害に警戒し、北部と中部では注意・警戒してください。また、河川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒してください。
落雷や突風にも注意してください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理などにも注意してください。
<雨の実況>
降り始め(3日12時00分)から10日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
王滝村御嶽山 978.0ミリ
阿智村浪合 539.5ミリ
松本市上高地 496.0ミリ
木曽町木曽福島 446.5ミリ
木曽町開田高原 444.0ミリ
[量的予想]
<雨の予想>
11日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 30ミリ
中部 30ミリ
南部 30ミリ
10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 80ミリ
中部 100ミリ
南部 120ミリ
その後、11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 50から100ミリ
中部 50から100ミリ
南部 50から100ミリ
の見込みです。
[補足事項]
今後、発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
次の「大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報」は、11日6時頃に発表する予定です。