大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報 第20号
令和2年 7月10日17時01分 津地方気象台発表

 三重県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。引き続き12日にかけて、土砂災害に注意・警戒し、低い土地の浸水や河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。

 [気象概況]
  朝鮮半島付近には発達中の低気圧があって、北東に進んでいます。低気圧からのびる寒冷前線が、12日午前中に東海地方を通過する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東海地方では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
  三重県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。雨は小康状態となっていますが、11日から12日にかけて断続的に雷を伴って激しい雨が降る見込みです。雨の降り方によっては、土砂災害の危険度が高まり、警報級の大雨となるおそれがあります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(9日0時00分)から10日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   熊野新鹿 85.5ミリ
    南伊勢 84.5ミリ
     尾鷲 84.5ミリ
 
 [雨の予想]
 10日から11日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 30ミリ
  南部  30ミリ
 10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 60ミリ
  南部  60ミリ
 10日18時から12日18時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 100から150ミリ
  南部  100から150ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に注意・警戒し、低い土地の浸水、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報」は、11日6時頃に発表する予定です。