大雨に関する長崎県気象情報 第21号
令和2年 7月11日05時57分 長崎地方気象台発表
長崎県では、これまでの記録的な大雨により、広い範囲で地盤が緩んでいる所があります。土砂災害に厳重に警戒してください。
対馬海峡を南下している梅雨前線が、11日朝から12日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。
このため、長崎県では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、11日夕方から12日未明にかけて局地的に激しい雨が降る見込みです。長崎県では、これまでの記録的な大雨により、広い範囲で地盤が緩んでいる所があります。
<雨の実況>
降り始め(9日1時00分)から11日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
雲仙岳 381.0ミリ
島原 345.0ミリ
対馬市厳原 272.5ミリ
諫早 248.0ミリ
長崎市長浦岳 236.0ミリ
※島原の48時間降水量(9日05時から11日05時までに344.0ミリ)は観測史上最大を更新しました。
<雨の予想>
11日から12日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 40ミリ
北部 30ミリ
五島 20ミリ
11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 100ミリ
北部 100ミリ
五島 60ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
この情報は「大雨と落雷及び突風に関する長崎県気象情報」を引き継ぐものです。
次の情報は、11日16時30分頃に発表する予定です。