大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第9号
令和2年 7月11日06時12分 下関地方気象台発表

 山口県では、11日夜遅くまで土砂災害に警戒してください。東部では、11日昼前まで河川の増水や氾濫に警戒してください。

  対馬海峡を南下している梅雨前線が、11日朝から12日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。
  このため、山口県では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
  山口県では、11日は局地的に雷を伴った強い雨が降るおそれがあります。これまでの大雨により地盤が緩んでいる所があるため、土砂災害が発生するおそれがあります。また、東部では、河川の増水や氾濫に警戒してください。局地的に積乱雲が発達するため、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(9日6時00分)から11日6時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   岩国市羅漢山 195.0ミリ
       柳井 191.5ミリ
    周南市和田 161.5ミリ
    周南市鹿野 144.0ミリ
    下関市豊田 134.5ミリ
 
 <雨の予想>
  11日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 20ミリ
  中部 20ミリ
  東部 20ミリ
  北部 20ミリ
  
 <防災事項>
  土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒してください。低い土地の浸水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
  
  今後、発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
  
  次の情報は、11日16時30分頃に発表する予定です。