大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第8号
令和2年 7月11日01時24分 下関地方気象台発表

 山口県では、11日昼前まで土砂災害に警戒してください。東部では、11日昼前まで河川の増水や氾濫に警戒してください。

  対馬海峡にある梅雨前線が、11日は九州北部地方に停滞し、12日にかけて九州南部付近まで南下する見込みです。
  このため、九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
  山口県では、11日明け方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。これまでの大雨により地盤が緩んでいる所があるため、土砂災害が発生するおそれがあります。また、東部では、河川の増水や氾濫に警戒してください。局地的に積乱雲が発達するため、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(9日6時00分)から11日1時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   岩国市羅漢山 178.5ミリ
    周南市和田 142.5ミリ
    下関市豊田 133.5ミリ
    周南市鹿野 118.5ミリ
    岩国市広瀬 115.0ミリ
 
 <雨の予想>
  11日から12日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 30ミリ
  中部 30ミリ
  東部 30ミリ
  北部 30ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒してください。低い土地の浸水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
  
  今後、発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、11日6時頃に発表する予定です。