大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第6号
令和2年 7月10日16時32分 下関地方気象台発表

 東部では10日夜のはじめ頃から11日昼前にかけて、中部では10日夜遅くから11日昼前にかけて、土砂災害に警戒してください。

  梅雨前線上の低気圧が11日にかけて北東へ進み、朝鮮半島南岸付近にある梅雨前線は、12日にかけて九州南部付近まで南下する見込みです。このため、山口県では前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、11日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
  山口県では、10日夜遅くから11日明け方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降るでしょう。これまでの大雨により地盤が緩んでいる所があるため、土砂災害が発生するおそれがあります。また、局地的に積乱雲が発達するため、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(9日6時00分)から10日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   岩国市羅漢山 112.5ミリ
    周南市和田  97.0ミリ
       防府  95.0ミリ
    周南市鹿野  84.5ミリ
       宇部  79.0ミリ
 
 <雨の予想>
 10日から11日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 20ミリ
  中部 30ミリ
  東部 40ミリ
  北部 20ミリ
 
 10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 70ミリ
  中部 80ミリ
  東部 100ミリ
  北部 70ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害に警戒してください。低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後、発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、11日6時頃に発表する予定です。