大雨と雷及び降ひょうに関する関東甲信地方気象情報 第21号
令和2年 7月11日05時42分 気象庁予報部発表

 関東甲信地方では、12日にかけて、雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に警戒し、河川の増水や低い土地の浸水に注意・警戒してください。

 [気象状況と予想]
  梅雨前線が東シナ海から日本海を通って東北地方にのびており、前線上の日本海西部には低気圧があって東北東に進んでいます。11日夜には前線上の三陸沖で別の低気圧が発生し、前線は関東甲信地方を南下して、12日夜には伊豆諸島付近に達するでしょう。
  前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では大気の状態が不安定となるでしょう。
 
 [防災事項]
  関東甲信地方では、12日にかけて、雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に警戒し、河川の増水や低い土地の浸水に注意・警戒してください。
  また、落雷や突風にも注意してください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
 
 <雨の予想>
 11日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部 30ミリ
  関東地方南部 25ミリ
  甲信地方   30ミリ
 
 11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方北部 60ミリ
  関東地方南部 80ミリ
  甲信地方   150ミリ
 の見込みです。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報に留意してください。
  次の「大雨と雷及び降ひょうに関する関東甲信地方気象情報」は、11日17時頃に発表する予定です。