大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第31号
令和2年 7月11日05時30分 福岡管区気象台発表
九州北部地方では、これまでの記録的な大雨により、土砂災害の危険度が非常に高まっている所や増水した河川があります。土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。
対馬海峡を南下している梅雨前線が、11日朝から12日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。
このため、九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となり、12日明け方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降る見込みです。
九州北部地方では、これまでの記録的な大雨により、土砂災害の危険度が非常に高まっている所や増水した河川があります。
また、11日は落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
<雨の実況>
降り始め(8日22時00分)から11日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
山口県 岩国市羅漢山 195.0ミリ
福岡県 八女市黒木 268.0ミリ
佐賀県 嬉野 301.5ミリ
大分県 日田市椿ヶ鼻 296.5ミリ
長崎県 雲仙岳 381.0ミリ
熊本県 山鹿市鹿北 286.0ミリ
<雨の予想>
11日から12日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県 30ミリ
福岡県 30ミリ
佐賀県 40ミリ
長崎県 40ミリ
大分県 30ミリ
熊本県 50ミリ
11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
福岡県 100ミリ
佐賀県 80ミリ
長崎県 100ミリ
大分県 120ミリ
熊本県 150ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害、浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、11日16時頃に発表する予定です。