大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報 第23号
令和2年 7月10日06時15分 長野地方気象台発表

 長野県では、11日にかけて土砂災害に警戒してください。

 [気象状況と予想] 
  梅雨前線が、東シナ海から対馬海峡を通って東北地方にのびています。10日は、前線上の朝鮮半島付近で低気圧が発生し、11日にかけて日本海を北東進する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の不安定な状態が続くでしょう。
 
 [防災事項]
  長野県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所や、増水している河川があります。11日にかけても、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。中部と南部では、11日にかけて、土砂災害に警戒し、北部では注意・警戒してください。また、河川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒してください。
  落雷や突風にも注意してください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理などにも注意してください。
 
 <雨の実況>
  降り始め(3日12時00分)から10日6時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
    王滝村御嶽山 937.0ミリ
     阿智村浪合 531.5ミリ
    松本市上高地 482.0ミリ
   木曽町木曽福島 440.0ミリ
   木曽町開田高原 431.0ミリ
 
 [量的予想]
 <雨の予想>
 11日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 30ミリ
  中部 30ミリ
  南部 30ミリ
 
 10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部  60ミリ
  中部  80ミリ
  南部 120ミリ
 
 その後、11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部  50から100ミリ
  中部 100から150ミリ
  南部 100から150ミリ
 
 [補足事項]
  今後、発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
  次の「大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報」は、10日17時頃に発表する予定です。