大雨と落雷及び突風に関する福岡県気象情報 第20号
令和2年 7月 9日16時25分 福岡管区気象台発表
福岡県では、これまでの記録的な大雨により、広い範囲で地盤が緩んでいる所があります。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。
九州北部地方にある梅雨前線は、9日夜には対馬海峡付近まで北上し、11日にかけて停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、九州北部地方では前線の活動が活発となっています。
このため、福岡県では、11日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、土砂災害や洪水災害発生の危険度がさらに高くなるおそれがあります。危険度が高い状態は11日にかけて続く見込みです。
また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
<雨の予想>
9日から10日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
福岡地方 50ミリ
北九州地方 50ミリ
筑豊地方 50ミリ
筑後地方 60ミリ
9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
福岡地方 200ミリ
北九州地方 180ミリ
筑豊地方 200ミリ
筑後地方 250ミリ
11日18時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
福岡地方 300から400ミリ
北九州地方 250から350ミリ
筑豊地方 300から400ミリ
筑後地方 300から400ミリ
<防災事項>
土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
今後、発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、10日06時頃に発表する予定です。