大雨と落雷及び突風に関する長崎県気象情報 第17号
令和2年 7月 9日16時43分 長崎地方気象台発表
長崎県では、これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいる所があります。11日にかけて大雨となるおそれがあるため、土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。
九州北部地方にある梅雨前線は、9日夜には対馬海峡付近まで北上し、11日にかけて停滞する見込みです。九州北部地方では、前線の活動が活発化しており、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となっています。
長崎県では、これまでの記録的な大雨により、広い範囲で地盤が緩んでいる所があります。11日にかけて激しい雨や非常に激しい雨が降り、土砂災害や洪水の危険度が更に高くなるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
<雨の実況>
降り始め(9日1時00分)から9日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
島原 135.5ミリ
諫早 109.0ミリ
雲仙岳 96.5ミリ
長崎市南山手町 95.5ミリ
長崎市長浦岳 90.5ミリ
<雨の予想>
9日から10日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 60ミリ
北部 60ミリ
壱岐・対馬 60ミリ
五島 50ミリ
9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 300ミリ
北部 300ミリ
壱岐・対馬 200ミリ
五島 250ミリ
11日18時までに予想される48時間降水量は、多い所で300から400ミリです。
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、10日06時00分頃に発表する予定です。