大雨と落雷及び突風に関する佐賀県気象情報 第22号
令和2年 7月10日05時45分 佐賀地方気象台発表

 佐賀県では、これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいる所があります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

  朝鮮半島南岸付近にある梅雨前線はゆっくりと南下し、12日にかけて対馬海峡付近に停滞する見込みです。また、10日朝には前線上の朝鮮半島付近で低気圧が発生し、11日にかけて日本海を北東進する見込みです。
  このため、九州北部地方では前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、12日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
  佐賀県では、これまでの記録的な大雨により、地盤が緩んでいる所があります。12日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、土砂災害、浸水害、洪水の危険度が更に高くなるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
 
 <雨の実況>
  降り始め(9日2時00分)から10日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
     嬉野 135.0ミリ
     大町 118.5ミリ
     鳥栖 111.0ミリ
   佐賀空港 110.0ミリ
 
 <雨の予想>
 10日から11日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 60ミリ
  北部 60ミリ
 
 10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 250ミリ
  北部 250ミリ
 
 12日6時までに予想される48時間降水量は、多い所で250から350ミリです。
 
 <満潮時刻>
  大浦港 10日 11時52分
      11日  0時33分 12時27分
 
 <防災事項>
  土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、10日11時30分頃に発表する予定です。