大雨と雷及び降ひょうに関する関東甲信地方気象情報 第18号
令和2年 7月 9日16時27分 気象庁予報部発表

 関東甲信地方では、10日にかけて、雷を伴って断続的に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。引き続き土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や低い土地の浸水に注意・警戒してください。

 [気象状況と予想]
  梅雨前線が、西日本から関東甲信地方を通って日本の東にのびています。前線は11日にかけてゆっくり北上し、10日には日本海から東北地方に達するでしょう。また、10日朝には前線上の朝鮮半島付近で低気圧が発生し、11日にかけて日本海を北東進する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信地方では大気の状態が不安定となるでしょう。
 
 [防災事項]
  関東甲信地方では、10日にかけて、雷を伴って断続的に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所がありますので、引き続き土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や低い土地の浸水に注意・警戒してください。さらに、11日以降も大雨の続くおそれがあります。
  また落雷や突風にも注意してください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
 
 [雨の予想]
 10日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方南部 20ミリ
  甲信地方   30ミリ
 
 9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方南部  50ミリ
  甲信地方   120ミリ
 
 その後、10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方南部  50から100ミリ
  甲信地方   100から200ミリ
 の見込みです。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報に留意してください。
  次の「大雨と雷及び降ひょうに関する関東甲信地方気象情報」は、10日6時頃に発表する予定です。