大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報 第20号
令和2年 7月 9日06時17分 長野地方気象台発表
南部では、10日にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。
[気象状況と予想]
梅雨前線が、西日本から東日本を通って日本の東にのびています。前線は10日にかけてゆっくり北上し、10日には日本海から東北地方に達するでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となるため、長野県では引き続き10日にかけて大雨となる所がある見込みです。
[防災事項]
長野県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所や、増水している河川があります。10日にかけても、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。南部では、10日にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、長野県では、10日にかけて、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。
落雷や突風にも注意してください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理などにも注意してください。
<雨の実況>
降り始め(3日12時00分)から9日6時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
王滝村御嶽山 894.5ミリ
阿智村浪合 489.0ミリ
松本市上高地 476.0ミリ
木曽町木曽福島 422.5ミリ
木曽町開田高原 416.0ミリ
[量的予想]
<雨の予想>
9日から10日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 25ミリ
中部 30ミリ
南部 30ミリ
9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 60ミリ
中部 90ミリ
南部 150ミリ
その後、10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 50から100ミリ
中部 50から100ミリ
南部 100から150ミリ
の見込みです。
[補足事項]
今後、発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。
次の「大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報」は、9日17時頃に発表する予定です。