大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報　第１９号
令和２年　７月　８日１６時４５分　長野地方気象台発表

　長野県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。南部では、９日にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。

　［気象状況と予想］
　　梅雨前線が、種子島・屋久島付近から東日本太平洋側を通って日本の東にのびています。前線は１０日にかけてゆっくりと北上し、１０日には対馬海峡から東北地方に達する見込みです。
　　前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、長野県では９日にかけて、大気の状態が不安定となり、大雨となる所があるでしょう。
　
　［防災事項］
　　長野県では、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。９日にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。引き続き、南部では、９日にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。また、長野県では、９日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。
　　落雷や突風にも注意してください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
　
　＜雨の実況＞
　　降り始め（３日１２時００分）から８日１６時００分までの降水量（アメダスによる速報値）
　　　　王滝村御嶽山　８７０．５ミリ
　　　　　阿智村浪合　４７３．５ミリ
　　　　松本市上高地　４６６．５ミリ
　　　木曽町木曽福島　４１８．５ミリ
　　　木曽町開田高原　３９７．５ミリ
　
　［量的予想］
　＜雨の予想＞
　９日にかけて予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　２５ミリ
　　中部　３０ミリ
　　南部　３０ミリ
　
　８日１８時から９日１８時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　　４０ミリ
　　中部　　６０ミリ
　　南部　１００ミリ
　
　その後、９日１８時から１０日１８時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　　５０から１００ミリ
　　中部　　５０から１００ミリ
　　南部　１００から１５０ミリ
　の見込みです。
　
　［補足事項］
　　今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報に留意してください。
　　次の「大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報」は、９日６時頃に発表する予定です。