大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報　第１８号
令和２年　７月　８日１２時１３分　長野地方気象台発表

　長野県の松本地域、乗鞍上高地地域と南部の大雨特別警報を警報に切り替えましたが、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。引き続き土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水、氾濫に警戒してください。

　［気象状況と予想］
　　梅雨前線が九州を通って東北地方にのびています。
　　前線は、１０日頃にかけて本州付近に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、長野県では９日にかけて大気の状態が不安定となり、大雨となる所があるでしょう。
　
　［防災事項］
　　長野県の松本地域、乗鞍上高地地域と南部の大雨特別警報を警報に切り替えましたが、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。長野県では、９日にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。引き続き、８日夜遅くにかけて土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水、氾濫に警戒してください。また、８日昼過ぎにかけて低い土地の浸水に注意・警戒してください。
　　落雷や突風にも注意してください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
　
　＜雨の実況＞
　　降り始め（３日１２時００分）から８日１２時００分までの降水量（アメダスによる速報値）
　　　　王滝村御嶽山　８７０．５ミリ
　　　　　阿智村浪合　４７３．５ミリ
　　　　松本市上高地　４６５．０ミリ
　　　木曽町木曽福島　４１８．５ミリ
　　　木曽町開田高原　３９７．５ミリ
　
　［量的予想］
　＜雨の予想＞
　８日から９日にかけて予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　２０ミリ
　　中部　３０ミリ
　　南部　３０ミリ
　
　８日１２時から９日１２時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　　８０ミリ
　　中部　　８０ミリ
　　南部　１００ミリ
　
　その後、９日１２時から１０日１２時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　北部　１００から１５０ミリ
　　中部　１００から１５０ミリ
　　南部　１００から１５０ミリ
　の見込みです。
　
　［補足事項］
　　今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報に留意してください。
　　次の「大雨と雷及び降ひょうに関する長野県気象情報」は、８日１７時頃に発表する予定です。