大雨に関する愛媛県気象情報 第24号
令和2年 7月 8日11時56分 松山地方気象台発表

 南予では、8日昼過ぎまで土砂災害に厳重に警戒してください。また、愛媛県では河川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒してください。

  梅雨前線が、10日にかけて西日本付近に停滞する見込みです。
  愛媛県では3日からの大雨ですでに地盤が緩んでおり、土砂災害の危険が高まっています。現在、雨が弱まっていますが、少しの雨でも土砂災害の発生しやすい状態となっています。特に土砂災害警戒情報が発表されている地域では、8日昼過ぎまで土砂災害に厳重な警戒が必要です。
  8日夜からは再び前線の活動が活発となり、南予から雨が降り始めるでしょう。同じ場所で雨雲が予想より発達した場合には、災害の危険度がさらに高くなる見込みです。
 
 [雨の実況]
  愛媛県では降り始めからの降水量が300ミリを超えている所があります。
  降り始め(5日17時00分)から8日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
     西予市宇和 364.0ミリ
        松山 299.5ミリ
   内子町獅子越峠 295.5ミリ
     伊予市中山 289.0ミリ
     大洲市長浜 287.5ミリ
      松山空港 279.5ミリ
     東温市上林 277.5ミリ
     伊方町瀬戸 268.0ミリ
  ※大洲市長浜では、48時間降水量において、観測史上1位の値を更新しました。8日3時10分までの48時間降水量は、283.0ミリでした。
  
 [雨の予想]
  9日夜遅くは、南予では局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
  9日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  中予、東予    25ミリ
  南予       30ミリ
  8日12時から9日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  中予       40ミリ
  東予       50ミリ
  南予       60ミリ 
  8日12時から10日12時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  中予    100から150ミリ
  東予    100から200ミリ
  南予    150から250ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  河川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒してください。 
  
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
  次の「愛媛県気象情報」は、8日16時30分頃に発表する予定です。