大雨と突風に関する奄美地方(鹿児島県)気象情報 第3号
令和2年 7月 8日16時38分 名瀬測候所発表

 十島村では、9日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒し、8日夜遅くにかけて河川の増水や氾濫に警戒してください。また、奄美地方では、9日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

  種子島・屋久島地方付近にある梅雨前線は、9日には九州北部地方まで北上する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、奄美地方では大気の非常に不安定な状態が続いています。
  十島村では、8日夜のはじめ頃にかけて局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降り、9日も朝から昼前にかけて激しい雨が降る見込みです。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害の発生するおそれがあります。また、奄美地方では、9日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風の発生するおそれがあります。
 
 <雨の実況>
  降り始め(7日17時00分)から8日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   十島村諏訪之瀬島 246.5ミリ
      十島村平島 156.5ミリ
     十島村中之島 152.5ミリ
 
 <雨の予想>
  8日18時から9日18時までの予想雨量(多い所)
      1時間降水量 24時間降水量
  十島村 50ミリ   150ミリ
 
 <防災事項>
  厳重警戒:土砂災害
  警戒事項:河川の増水や氾濫
  注意事項:落雷、竜巻などの激しい突風
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
  今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報などに十分留意してください。土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては「気象庁ホームページ」など最新情報をご利用ください。
 
  次の気象情報は、8日23時30分頃に発表する予定です。