大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報 第16号
令和2年 7月 9日05時48分 津地方気象台発表

 三重県では、9日昼前から夕方にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるでしょう。9日夕方まで、土砂災害に警戒してください。また、低い土地の浸水や河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。

 [気象概況]
  梅雨前線が、西日本から東日本を通って日本の東にのびています。前線は10日にかけてゆっくり北上し、日本海へ達する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東海地方では大気の状態が非常に不安定となるため、前線の活動が活発となるでしょう。
  三重県では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。9日昼前から夕方にかけて、雷を伴って激しい雨が降り、災害の危険度が高まる見込みです。また、10日以降も大雨が続くおそれがあります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(3日11時00分)から9日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
     御浜 444.5ミリ
   熊野新鹿 365.5ミリ
     尾鷲 334.0ミリ
 
 [雨の予想]
 9日から10日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 30ミリ
  南部  30ミリ
 9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 80ミリ
  南部  120ミリ
 その後、10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北中部 50から100ミリ
  南部  50から100ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する三重県気象情報」は、9日17時頃に発表する予定です。