大雨と落雷及び突風に関する福岡県気象情報 第18号
令和2年 7月 9日05時30分 福岡管区気象台発表

 福岡県では、これまでの記録的な大雨により、広い範囲で地盤が緩んでいる所があります。土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。

  九州にある梅雨前線は、9日夜には対馬海峡付近まで北上して停滞する見込みです。九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
  このため、福岡県では、9日夕方から局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、土砂災害の危険度がさらに高くなるおそれがあります。土砂災害の危険度が高い状態は11日にかけて続く見込みです。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
 
 <雨の予想>
 9日から10日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  50ミリ
  北九州地方 50ミリ
  筑豊地方  50ミリ
  筑後地方  60ミリ
 
 9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  150ミリ
  北九州地方 120ミリ
  筑豊地方  150ミリ
  筑後地方  200ミリ
 
 11日6時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  300から400ミリ
  北九州地方 200から300ミリ
  筑豊地方  300から400ミリ
  筑後地方  300から400ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、低い土地の浸水、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
  今後、発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
  
  次の情報は、9日16時30分頃に発表する予定です。