大雨と落雷及び突風に関する福岡県気象情報 第17号
令和2年 7月 8日16時45分 福岡管区気象台発表(訂正)

 福岡県では、これまでの記録的な大雨により土砂災害の危険度が高くなっています。9日明け方から11日にかけてさらに危険度が高まる見込みです。土砂災害に厳重に警戒してください。

  種子島・屋久島付近にある梅雨前線は、9日夜にかけて北上し対馬海峡付近に停滞する見込みです。九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
  現在、福岡県の雨は小康状態となっていますが、これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
  福岡県では、9日明け方から再び雨となり、9日夕方からは局地的に雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
  土砂災害の危険度が高い状態は11日にかけて続く見込みです。
 
 <雨の予想>
 9日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  40ミリ
  北九州地方 30ミリ
  筑豊地方  40ミリ
  筑後地方  50ミリ
 
 9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡地方  200から300ミリ
  北九州地方 100から150ミリ
  筑豊地方  200から300ミリ
  筑後地方  200から300ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害に厳重に警戒してください。低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
  今後、発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
 
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
  
  この情報は、「大雨に関する福岡県気象情報」を引き継ぐものです。
 
  次の情報は、9日06時頃に発表する予定です。
 
  訂正箇所:<防災事項>の「土砂災害に警戒」を「土砂災害に厳重に警戒」に訂正しました。