大雨と落雷及び突風に関する熊本県気象情報 第27号
令和2年 7月 8日16時56分 熊本地方気象台発表(訂正)
熊本県では、9日にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。
種子島・屋久島付近にある梅雨前線は、9日夜にかけて北上し対馬海峡付近に停滞する見込みです。九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
熊本県では、8日夜遅くから雨となり、9日昼過ぎから激しく降り大雨となるおそれがあります。これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいる所や増水している河川があります。引き続き9日にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、8日夜遅くまで河川の増水に注意してください。
<雨の予想>
8日から9日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 30ミリ
阿蘇地方 30ミリ
天草・芦北地方 40ミリ
球磨地方 40ミリ
8日18時から9日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 180ミリ
阿蘇地方 180ミリ
天草・芦北地方 200ミリ
球磨地方 200ミリ
その後、9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
熊本地方 200から300ミリ
阿蘇地方 200から300ミリ
天草・芦北地方 200から300ミリ
球磨地方 200から300ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒してください。河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームぺージ」などを確認してください。
平成28年(2016年)熊本地震の影響を考慮し、一部市町村では洪水の警報・注意報について通常基準より引き下げた暫定基準で運用しています。
この情報は「大雨に関する熊本県気象情報」を引き継ぐものです。
次の情報は、9日06時頃に発表する予定です。
訂正箇所:「暫定基準の運用」を記述しました。