大雨と雷及び降ひょうに関する関東甲信地方気象情報 第17号
令和2年 7月 9日05時58分 気象庁予報部発表

 関東甲信地方では、10日にかけて、雷を伴って断続的に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があります。引き続き土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒してください。

 [気象状況と予想]
  梅雨前線が、西日本から東日本を通って日本の東にのびています。前線は10日にかけてゆっくり北上し、10日には日本海から東北地方に達するでしょう。また、10日朝には前線上の東シナ海で低気圧が発生し、11日にかけて日本海へ進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、10日にかけて断続的に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
 
 [防災事項]
  関東甲信地方では、10日にかけて大雨となる所がある見込みです。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所がありますので、引き続き土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒してください。さらに、10日以降も大雨が続くおそれがあります。
  また、10日にかけて落雷や突風にも注意してください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
 
 [雨の予想]
 10日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方南部 30ミリ
  甲信地方   30ミリ
 
 9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方南部 100ミリ
  甲信地方   150ミリ
 
 その後、10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  関東地方南部  50から100ミリ
  甲信地方   100から150ミリ
 の見込みです。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報に留意してください。
  この情報は「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」を引き継ぐものです。
  次の「大雨と雷及び降ひょうに関する関東甲信地方気象情報」は、9日17時頃に発表する予定です。