大雨と落雷及び突風に関する四国地方気象情報　第２０号
令和２年　７月　８日１６時０１分　高松地方気象台発表

　四国地方では、１０日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。１０日にかけて土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

　　四国地方では、これまでの雨で、土砂災害の危険度が高まっている地域があります。
　　梅雨前線は、四国の南岸まで南下し現在雨は小康状態となっています。９日朝には前線が四国付近まで北上し、活動が活発となるため９日未明から、激しい雨となる所があるでしょう。その後、前線は１０日にかけて、日本海まで北上する見込みです。同じ場所で雨雲が予想より発達した場合には、さらに危険度が高まります。　
　　
　［雨の実況］
　　降り始めからの降水量が５００ミリを超えた所があります。　
　　降り始め（５日１５時００分）から８日１５時００分までの降水量（アメダスによる速報値）
　　愛媛県
　　　　　　西予市宇和　３６４．０ミリ
　　　　　　　　　松山　２９９．５ミリ
　　香川県
　　　　　　三豊市財田　１４５．５ミリ
　　　　　　　　多度津　１４２．０ミリ
　　高知県
　　　　　馬路村魚梁瀬　５５７．０ミリ
　　　　　　香美市大栃　３８４．０ミリ
　　徳島県
　　　那賀町木頭和無田　３２７．０ミリ
　　　　　　三好市京上　２７４．５ミリ　
　
　［雨の予想］
　　１０日にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
　９日に予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　瀬戸内側　３０ミリ
　　太平洋側　４０ミリ
　
　８日１８時から９日１８時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　瀬戸内側　８０ミリ
　　太平洋側　２００ミリ
　
　８日１８時から１０日１８時までに予想される４８時間降水量は、いずれも多い所で、
　　瀬戸内側　１５０から２５０ミリ
　　太平洋側　３００から４００ミリ
　
　［防災事項］
　　土砂災害に警戒してください。
　　低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
　　落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、屋外活動に注意してください。
　
　［補足事項］
　　今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
　　次の「四国地方気象情報」は、９日５時頃に発表する予定です。