大雨と落雷及び突風に関する四国地方気象情報 第19号
令和2年 7月 8日11時05分 高松地方気象台発表

 四国地方では、土砂災害警戒情報を発表中の市町村があります。8日夕方にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

  降り始めからの降水量が500ミリを超えた所があり、これまでの雨で、土砂災害の危険度が高まっている地域があります。
  梅雨前線は、10日にかけて、西日本付近に停滞する見込みです。現在雨は小康状態ですが、8日夜から、再び前線活動が活発となり太平洋側を中心に激しい雨となるでしょう。同じ場所で雨雲が予想より発達した場合には、さらに危険度が高まります。 
  
 [雨の実況]
  降り始め(5日15時00分)から8日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  愛媛県
      西予市宇和 364.0ミリ
         松山 299.5ミリ
  香川県
      三豊市財田 145.5ミリ
        多度津 142.0ミリ
  高知県
     馬路村魚梁瀬 557.0ミリ
      香美市大栃 383.0ミリ
  徳島県
   那賀町木頭和無田 326.0ミリ
      三好市京上 274.5ミリ 
 
 [雨の予想]
  9日にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
 8日に予想される1時間降水量は、
  太平洋側 30ミリ
 9日に予想される1時間降水量は、
  太平洋側 40ミリ
 8日12時から9日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 80ミリ
  太平洋側 150ミリ
 
 8日12時から10日12時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  瀬戸内側 100から200ミリ
  太平洋側 200から400ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
  落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、屋外活動に注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「四国地方気象情報」は、8日16時頃に発表する予定です。