大雨と雷及び突風に関する東海地方気象情報　第１６号
令和２年　７月　９日０５時０８分　名古屋地方気象台発表

　東海地方では、これまでの記録的な大雨で、土砂災害の危険度が高い状態が続いています。引き続き１０日にかけて、大雨となる所があるため、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

　［気象概況］
　　梅雨前線が、西日本から東日本を通って日本の東にのびています。前線は１０日にかけてゆっくり北上し、日本海へ達する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東海地方では大気の状態が非常に不安定となるため、前線の活動が活発となるでしょう。
　　東海地方では、これまでの記録的な大雨により地盤の緩んでいる所があり、土砂災害の危険度が高い状態が続いています。引き続き１０日にかけて、雷を伴った激しい雨や局地的には非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。さらに、１０日以降も大雨が続くおそれがあります。
　
　［雨の予想］
　　９日に予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　愛知県　３０ミリ
　　岐阜県　３０ミリ
　　三重県　３０ミリ
　　静岡県　５０ミリ
　１０日に予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　愛知県　２０ミリ
　　岐阜県　３０ミリ
　　三重県　２０ミリ
　　静岡県　２５ミリ
　　９日６時から１０日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　愛知県　１２０ミリ
　　岐阜県　１５０ミリ
　　三重県　１２０ミリ
　　静岡県　１５０ミリ
　　その後、１０日６時から１１日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　愛知県　５０から１００ミリ
　　岐阜県　１００から２００ミリ
　　三重県　５０から１００ミリ
　　静岡県　１００から１５０ミリ
　
　［防災事項］
　　土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
　
　［補足事項］
　　今後発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、１０分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
　　次の「大雨と雷及び突風に関する東海地方気象情報」は、９日１６時頃に発表する予定です。