大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第26号
令和2年 7月 9日05時20分 福岡管区気象台発表

 九州北部地方では、これまでの記録的な大雨により、広い範囲で地盤が緩んでいる所があります。土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。

  九州にある梅雨前線は、9日夜には対馬海峡付近まで北上して停滞する見込みです。九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
  九州北部地方では、これまでの記録的な大雨により、広い範囲で地盤が緩んでいる所があります。9日昼過ぎから激しい雨や非常に激しい雨が降り、土砂災害の危険度が更に高くなるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
 
 <雨の予想>
 9日から10日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 40ミリ
  福岡県 60ミリ
  佐賀県 60ミリ
  長崎県 60ミリ
  大分県 60ミリ
  熊本県 50ミリ
 
 9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 100ミリ
  福岡県 200ミリ
  佐賀県 200ミリ
  長崎県 250ミリ
  大分県 200ミリ
  熊本県 200ミリ
 
 11日6時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  山口県 200から300ミリ
  福岡県 300から400ミリ
  佐賀県 300から400ミリ
  長崎県 300から400ミリ
  大分県 300から400ミリ
  熊本県 300から400ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、9日16時頃に発表する予定です。