大雨と突風及び落雷に関する奈良県気象情報 第8号
令和2年 7月 8日06時38分 奈良地方気象台発表

 奈良県では、8日夜遅くにかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水に警戒してください。

  活動の活発な梅雨前線が、東シナ海から九州を通って東北地方へのびています。西日本では、前線は10日頃にかけて停滞するため、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。
  奈良県では、前線の活動が活発となるため、8日昼過ぎにかけて発達した雨雲が流れ込む見込みです。
  奈良県では土砂災害警戒情報を発表している所があります。これまでの雨により地盤が緩んでいる所があり、今後も局地的に激しい雨が降るため、8日は土砂災害に厳重な警戒が必要です。
 
 [雨の実況]
  降り始め(5日16時00分)から8日6時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   十津川村玉置山 311.5ミリ
    十津川村風屋 309.5ミリ
    下北山村佐田 263.0ミリ
    上北山村小橡 188.0ミリ
      奈良市針 158.5ミリ
 
 [雨の予想]
  奈良県では、8日昼過ぎにかけて、局地的に雷を伴った激しい雨の降るおそれがあります。
  8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 40ミリ
   南部 40ミリ
  8日6時から9日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 100ミリ
   南部 150ミリ
  その後、9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
   北部 50から100ミリ
   南部 100から150ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
  竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「大雨と突風及び落雷に関する奈良県気象情報」は、8日11時頃に発表する予定です。