大雨と落雷及び突風に関する高知県気象情報 第18号
令和2年 7月 7日11時33分 高知地方気象台発表

 東部では、7日夕方にかけて土砂災害に警戒してください。また、高知県では、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。8日も再び警報級の大雨となるおそれがあります。

  梅雨前線が西日本付近に停滞しています。前線は、引き続き9日頃にかけて西日本付近に停滞する見込みです。
  前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となっています。8日は前線活動が再び活発となり、8日午前中を中心に、警報級の大雨となるおそれがあります。
  東部では降り始めからの降水量が400ミリを越えている所があります。これまでの大雨により地盤が緩み、土砂災害の危険度が高まっている所があります。同じ場所で雨雲が予想より発達した場合には、さらに危険度が高まります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(5日15時00分)から7日11時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   馬路村魚梁瀬 451.0ミリ
    香美市大栃 295.5ミリ
    香美市繁藤 234.0ミリ
    いの町本川 125.0ミリ
    南国市後免 121.5ミリ
 
 [雨の予想]
  高知県では南西斜面を中心に、7日昼前にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、8日は明け方から昼前にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みです。
 7日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 30ミリ
  東部 40ミリ
 8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 50ミリ
  東部 60ミリ
  西部 30ミリ
 7日12時から8日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 200ミリ
  東部 250ミリ
  西部 150ミリ
 7日12時から9日12時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 250から350ミリ
  東部 300から400ミリ
  西部 150から250ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に警戒してください。
  低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。
  落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、屋外活動に注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「高知県気象情報」は、7日16時頃に発表する予定です。