大雨と落雷及び突風に関する徳島県気象情報 第13号
令和2年 7月 8日05時35分 徳島地方気象台発表

 徳島県では、引き続き8日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要です。

  梅雨前線が、九州を通って東北地方へのびています。前線は10日にかけて、西日本付近に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線活動の活発な状態が続くでしょう。
  徳島県では、降り始めからの降水量が300ミリを超えた所があり、降り続く大雨で、土砂災害の危険度が高まっている地域があります。特に土砂災害警戒情報が発表となっている地域では、8日昼前にかけて土砂災害に厳重な警戒が必要です。同じ場所で雨雲が予想より発達した場合には、さらに災害の危険度が高くなる見込みです。
 
 [雨の実況]
  降り始め(5日16時00分)から8日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   那賀町木頭和無田 318.5ミリ
      三好市京上 274.0ミリ
     上勝町福原旭 150.0ミリ
         海陽 143.5ミリ
      三好市池田 135.5ミリ
     美波町日和佐 124.5ミリ
     つるぎ町半田 107.0ミリ
 
 [雨の予想]
 8日朝にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みです。
 
 8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 50ミリ
  南部 50ミリ
 9日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 20ミリ
  南部 30ミリ
 
 8日6時から9日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 80ミリ
  南部 120ミリ
 
 8日6時から10日6時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  北部 100から150ミリ
  南部 150から250ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
  落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、屋外活動に注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。
  次の「徳島県気象情報」は、8日11時30分頃に発表する予定です。