大雨と落雷及び突風に関する愛媛県気象情報 第22号
令和2年 7月 8日00時09分 松山地方気象台発表
愛媛県では8日朝まで土砂災害に厳重に警戒してください。中予では、8日明け方まで河川の増水や氾濫に警戒してください。また、愛媛県では低い土地の浸水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
梅雨前線が西日本付近に停滞しています。前線は引き続き9日頃にかけて西日本付近に停滞するでしょう。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。前線の活動が活発な状態が続くため、9日にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。
愛媛県では3日からの大雨で、すでに地盤が緩んでおり、土砂災害の危険度が高まっています。特に土砂災害警戒情報が発表となっている地域では、8日朝まで土砂災害に厳重な警戒が必要です。同じ場所で雨雲が予想より発達した場合には、さらに災害の危険度が高くなる見込みです。
[雨の実況]
愛媛県では降り始めからの降水量が300ミリを超えている所があり、このおよそ2日間で平年の7月1か月分の降水量を上回っている所があります。
降り始め(5日17時00分)から8日0時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
西予市宇和 323.5ミリ
大洲市長浜 251.5ミリ
伊方町瀬戸 247.0ミリ
松山 246.5ミリ
伊予市中山 236.0ミリ
内子町獅子越峠 230.0ミリ
八幡浜 223.5ミリ
松山空港 214.0ミリ
[雨の予想]
8日未明から8日朝にかけて激しい雨が降るおそれがあります。
8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
中予、東予、南予 40ミリ
8日0時から9日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
中予 100ミリ
東予 100ミリ
南予 100ミリ
[防災事項]
土砂災害に厳重に警戒してください。
河川の増水や氾濫に警戒してください。
低い土地の浸水に注意・警戒してください。
落雷、竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。また、屋外活動に注意してください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。
次の「愛媛県気象情報」は、8日05時30分頃に発表する予定です。