大雨と突風に関する鹿児島県（奄美地方を除く）気象情報　第４１号
令和２年　７月　８日０５時４０分　鹿児島地方気象台発表（訂正）

　薩摩、大隅地方では９日にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、８日昼前にかけて低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

　　梅雨前線は８日は九州南部付近に停滞し、９日は九州北部地方へ北上する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では大気の状態が非常に不安定となっています。
　　解析雨量では８日０５時までの１時間に指宿市付近、志布志市付近で約７０ミリの非常に激しい雨となっており、薩摩、大隅地方では土砂災害の危険度が非常に高まっている所があります。薩摩、大隅地方では９日にかけて局地的に非常に激しい雨や激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。
　　また、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では９日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
　
　＜雨の実況＞
　鹿屋市では、降りはじめからの総降水量が、９００ミリを超え７月の月間降水量平年値の２倍以上となっています。
　７月２日１９時から８日０５時までの総降水量（アメダス速報値）
　　※は欠測値を含む
　　鹿屋市寿　　　　　　　９７１．５ミリ
　　鹿屋市吉ケ別府　　　　８６５．０ミリ　※
　　伊佐市大口　　　　　　７７６．５ミリ
　
　＜雨の予想＞
　　８日０６時から９日０６時までの予想降水量（いずれも多い所）
　　　１時間降水量
　　　　薩摩地方　　　　　　　　６０ミリ
　　　　大隅地方　　　　　　　　６０ミリ
　　　　種子島・屋久島地方　　　５０ミリ
　　　２４時間降水量
　　　　薩摩地方　　　　　　　２００ミリ
　　　　大隅地方　　　　　　　２００ミリ
　　　　種子島・屋久島地方　　２００ミリ
　
　　８日０６時から１０日０６時までの予想降水量（いずれも多い所）
　　　４８時間降水量
　　　　薩摩地方　　　　　　　２００から４００ミリ
　　　　大隅地方　　　　　　　２００から４００ミリ
　　　　種子島・屋久島地方　　２００から４００ミリ
　
　＜防災事項＞
　　厳重警戒：土砂災害
　　警戒事項：低い土地の浸水、河川の増水や氾濫
　　注意事項：落雷、竜巻などの激しい突風
　　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
　　桜島では、土石流に注意してください。
　
　　今後、発表する警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
　
　　次の府県気象情報は、８日１１時３０分頃に発表する予定です。
　
　　訂正箇所：本文に非常に激しい雨や激しい雨の予想期間を追記修正しました。