大雨と雷及び突風に関する愛知県気象情報 第13号
令和2年 7月 8日05時40分 名古屋地方気象台発表

 愛知県では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。9日にかけて雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。9日にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

 [気象概況]
  梅雨前線が九州を通って東北地方にのびています。前線は9日にかけて停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み続ける見込みです。また、8日は上空に寒気を伴った気圧の谷が接近するため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発になるでしょう。
  愛知県では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所や増水している河川があり、これまでの雨で災害の危険度が高まっている所があります。9日昼前にかけて雷を伴い激しい雨が降り、局地的に非常に激しい雨が降って、災害の危険度が更に高まるおそれがあります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(3日12時00分)から8日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
        豊根村茶臼山 442.5ミリ
    新城市作手高里木戸口 312.5ミリ
         新城市富沢 306.0ミリ
        豊田市阿蔵町 286.0ミリ
   豊田市稲武町スソガエト 232.0ミリ
 
 [雨の予想]
 8日から9日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 40ミリ
  東部 50ミリ
 8日6時から9日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 180ミリ
  東部 200ミリ
 8日6時から10日6時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 180から250ミリ
  東部 200から300ミリ
  
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する愛知県気象情報」は、8日17時頃に発表する予定です。