大雨と雷及び突風に関する岐阜県気象情報 第11号
令和2年 7月 7日10時47分 岐阜地方気象台発表

 岐阜県では、8日にかけて雷を伴い激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。土砂災害に厳重に警戒してください。また、河川の増水や氾濫に警戒するとともに、低い土地の浸水に注意・警戒してください。

 [気象概況]
  梅雨前線が東シナ海から対馬海峡を通り東北地方にのびており、前線は9日頃にかけて西日本から東北地方に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり前線活動の活発な状態が続くでしょう。
  岐阜県では、8日にかけて雷を伴い激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。雨の降り方によっては土砂災害や洪水の危険度が急激に高まるおそれもあります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(3日13時00分)から7日10時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
     高山市船山 379.5ミリ
     本巣市樽見 377.0ミリ
   郡上市ひるがの 350.0ミリ
     下呂市萩原 336.5ミリ
      関市板取 334.5ミリ
 
 [雨の予想]
 7日から8日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  美濃地方 50ミリ
  飛騨地方 50ミリ
 7日12時から8日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  美濃地方 200ミリ
  飛騨地方 200ミリ
 7日12時から9日12時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  美濃地方 300から400ミリ
  飛騨地方 300から400ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に厳重警戒し、河川の増水や氾濫に警戒するとともに低い土地の浸水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する岐阜県気象情報」は、7日17時頃に発表する予定です。