大雨と雷及び突風に関する静岡県気象情報　第１８号
令和２年　７月　８日０５時３７分　静岡地方気象台発表

　静岡県では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。９日にかけて雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。

　［気象概況］
　　梅雨前線が九州を通って東北地方にのびています。前線は９日にかけて停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み続ける見込みです。また、８日は上空に寒気を伴った気圧の谷が接近するため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発になるでしょう。
　　静岡県では、南から南西斜面を中心に降水量が多くなっているため、地盤の緩んでいる所があります。
　　また、８日昼過ぎにかけて雷を伴い非常に激しい雨が降り、災害の危険度の更に高まるおそれがあります。９日も雷を伴い激しい雨が降り、災害の危険度の高い状態が続くでしょう。
　
　［雨の実況］
　　降り始め（３日１２時００分）から８日５時００分までの降水量（アメダスによる速報値）
　　　静岡市有東木　５８１．５ミリ
　　　　　川根本町　５８１．５ミリ
　　　伊豆市天城山　５６２．５ミリ
　　　　静岡市井川　５５４．５ミリ
　　　　　　御殿場　５２９．５ミリ
　
　［雨の予想］
　８日から９日にかけて予想される１時間降水量は、いずれも多い所で、
　　中部　５０ミリ
　　西部　５０ミリ
　　東部　５０ミリ
　　伊豆　５０ミリ
　８日６時から９日６時までに予想される２４時間降水量は、いずれも多い所で、
　　中部　３００ミリ
　　西部　３００ミリ
　　東部　２００ミリ
　　伊豆　１５０ミリ
　８日６時から１０日６時までに予想される４８時間降水量は、いずれも多い所で、
　　中部　３５０から４５０ミリ
　　西部　３００から４００ミリ
　　東部　２００から３００ミリ
　　伊豆　１５０から２５０ミリ
　
　［防災事項］
　　土砂災害に厳重に警戒してください。低い土地の浸水や河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
　
　［補足事項］
　　今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、１０分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
　　次の「大雨と雷及び突風に関する静岡県気象情報」は、８日１７時頃に発表する予定です。