大雨と落雷及び突風に関する福岡県気象情報 第13号
令和2年 7月 7日16時28分 福岡管区気象台発表
福岡県では、8日昼前にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、8日明け方にかけて低い土地の浸水に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
梅雨前線が対馬海峡付近にあって、8日夜にかけて九州北部地方を南下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となっており前線活動の活発な状態が続く見込みです。
15時の気象レーダー観測では、天草付近から五島の西海上にかけて発達した雨雲があり東へ進んでいます。福岡県では、8日明け方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
福岡県では、5日14時の降り始めからの降水量が7月の月降水量の平年値を超え、多い所では500ミリを超えている所があります。これまでの記録的な大雨により、地盤が非常に緩んでいる所や増水している河川があり、引き続き土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
<雨の実況>
降り始め(5日14時00分)から7日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値) 7月の月降水量の平年値を超えた地点
大牟田 524.0ミリ
添田町英彦山 481.0ミリ
久留米市耳納山 466.5ミリ
久留米市津福本町 444.0ミリ
八女市黒木 428.5ミリ
柳川 423.5ミリ
朝倉 412.5ミリ
添田町野田 356.5ミリ
<雨の予想>
7日から8日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
福岡地方 60ミリ
北九州地方 60ミリ
筑豊地方 60ミリ
筑後地方 60ミリ
7日18時から8日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
福岡地方 150ミリ
北九州地方 150ミリ
筑豊地方 150ミリ
筑後地方 150ミリ
<防災事項>
土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、7日23時30分頃に発表する予定です。