大雨と落雷及び突風に関する佐賀県気象情報 第15号
令和2年 7月 7日23時43分 佐賀地方気象台発表

 佐賀県では、8日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

  梅雨前線が対馬海峡付近にあって、8日夜にかけて九州北部地方を南下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となっており前線活動の活発な状態が続く見込みです。
  このため佐賀県では、8日明け方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る見込みです。
  佐賀県では、降り始めからの総降水量が450ミリを超え、7月の月降水量の平年値を超えている所があります。これまでの記録的な大雨により、地盤が非常に緩んでいるため、引き続き8日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
  
 <雨の実況>
  降り始め(5日16時00分)から7日23時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
        鳥栖 477.0ミリ
      佐賀空港 467.5ミリ
        嬉野 436.5ミリ
   佐賀市駅前中央 414.0ミリ
 
 <雨の予想>
 8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 50ミリ
  北部 50ミリ
 
 8日0時から9日0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  南部 100ミリ
  北部 100ミリ
 
 <満潮時刻>
  大浦港 8日 10時47分
 
 <防災事項>
  土砂災害に厳重に警戒してください。低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
  今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
  土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、8日06時頃に発表する予定です。