大雨に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第23号
令和2年 7月 8日05時36分 福岡管区気象台発表
九州北部地方の大雨の峠は越えましたが、これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいる所や増水している河川があります。引き続き土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
梅雨前線は九州南部付近まで南下しましたが、9日にかけて再び北上し対馬海峡付近に停滞する見込みです。
このため、九州北部地方では8日は雨は小康状態となりますが、9日以降再び激しい雨の降るおそれがあります。
これまでの記録的な大雨により地盤が緩んでいる所や増水している河川があります。引き続き8日昼前にかけて土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
<雨の実況>
降り始め(5日12時00分)から8日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
山口県
周防大島町安下庄 363.5ミリ
福岡県
大牟田 688.5ミリ
佐賀県
鳥栖 504.0ミリ
大分県
日田市椿ヶ鼻 862.0ミリ
長崎県
長崎市長浦岳 593.5ミリ
熊本県(7月3日00時から8日05時まで)
あさぎり町上 869.0ミリ ※
※は欠測値を含む
<雨の予想>
8日から9日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
佐賀県 30ミリ
長崎県 30ミリ
大分県 30ミリ
熊本県 30ミリ
8日6時から10日6時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
大分県 150から250ミリ
熊本県 150から250ミリ
<防災事項>
土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。また落雷や突風に注意してください。
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
この情報は「大雨と突風に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報」を引き継ぐものです。
次の情報は、8日11時頃に発表する予定です。