大雨と落雷及び突風に関する高知県気象情報 第16号
令和2年 7月 7日05時23分 高知地方気象台発表

 東部では、7日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、高知県では、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。8日も再び警報級の大雨となるおそれがあります。

  梅雨前線が西日本付近に停滞しています。前線は、引き続き9日頃にかけて西日本付近に停滞する見込みです。
  前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
  東部では降り始めからの降水量が400ミリを越えている所があります。これまでの大雨により地盤が緩み、土砂災害の危険度が高まっている所があります。東部では土砂災害警戒情報を発表している市町村があり、7日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。
  また8日午前中を中心に非常に激しい雨が降り、再び警報級の大雨となるおそれがあります。
 
 [雨の実況]
  降り始め(5日15時00分)から7日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
   馬路村魚梁瀬 430.5ミリ
    香美市大栃 255.0ミリ
    香美市繁藤 188.5ミリ
   室戸市佐喜浜 108.0ミリ
       安芸 101.0ミリ
 
 [雨の予想]
  高知県では南西斜面を中心に、7日昼前にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、8日は明け方から昼前にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みです。
 7日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 30ミリ
  東部 40ミリ
 8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 50ミリ
  東部 60ミリ
  西部 30ミリ
 
 7日6時から8日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 200ミリ
  東部 200ミリ
  西部 150ミリ
 7日6時から9日6時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  中部 200から300ミリ
  東部 200から300ミリ
  西部 150から200ミリ
 
 [防災事項]
  土砂災害に厳重に警戒してください。
  低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。
  落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
  発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、屋外活動に注意してください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
  次の「高知県気象情報」は、7日11時30分頃に発表する予定です。