大雨と突風に関する鹿児島県（奄美地方を除く）気象情報　第３６号
令和２年　７月　７日０５時１５分　鹿児島地方気象台発表

　薩摩、大隅地方では、８日にかけて土砂災害に警戒してください。また、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、８日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

　　梅雨前線が対馬海峡付近に停滞しています。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では大気の状態が非常に不安定となっています。
　　このため、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、８日にかけて局地的に激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。これまでの記録的な大雨により、土砂災害の危険度が広い範囲で高まるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
　
　＜雨の実況＞
　　降り始めからの総降水量は８００ミリを超え、７月の月降水量の平年値を大きく上回る大雨となっている所があります。
　　７月２日１９時から７日０５時までの総降水量（アメダス速報値）
　　　鹿屋市寿　　　　　８７５．５ミリ
　　　鹿屋市吉ケ別府　　８１７．５ミリ
　　　伊佐市大口　　　　７１３．５ミリ
　　　さつま町紫尾山　　７１１．０ミリ
　　　曽於市大隅　　　　６０８．０ミリ
　
　＜雨の予想＞
　　７日０６時から８日０６時までの予想降水量（いずれも多い所）
　　　１時間降水量
　　　　薩摩地方　　　　　　　　５０ミリ
　　　　大隅地方　　　　　　　　４０ミリ
　　　　種子島・屋久島地方　　　３０ミリ
　　　２４時間降水量
　　　　薩摩地方　　　　　　　１８０ミリ
　　　　大隅地方　　　　　　　１５０ミリ
　　　　種子島・屋久島地方　　１２０ミリ
　
　　７日０６時から９日０６時までの予想降水量（いずれも多い所）
　　　４８時間降水量
　　　　薩摩地方　　　　　　　２００から３００ミリ
　　　　大隅地方　　　　　　　１５０から２５０ミリ
　　　　種子島・屋久島地方　　１５０から２５０ミリ
　
　＜防災事項＞
　　警戒事項：土砂災害
　　注意事項：低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風
　　発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
　　桜島では、土石流に注意してください。
　
　　今後発表する、警報、注意報、竜巻注意情報、気象情報に留意してください。土砂災害や浸水害及び洪水の危険度に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
　
　　次の府県気象情報は、７日１１時３０分頃に発表する予定です。