大雨と雷及び突風に関する愛知県気象情報 第10号
令和2年 7月 6日16時50分 名古屋地方気象台発表

 愛知県では、降り始めからの降水量が300ミリを超え、地盤の緩んでいる所があります。7日にかけて土砂災害に警戒してください。また、7日明け方にかけて低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。大雨は8日にかけて続く見込みです。

 [気象概況]
  梅雨前線が西日本から東日本の日本海側に停滞しています。前線は7日にかけて停滞し、東海地方には南から暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。
  愛知県では、7日にかけて雷を伴い激しい雨や局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。また、愛知県では、南から南西斜面を中心に降水量が多くなり、降り始めからの降水量が300ミリを超えるなど、地盤の緩んでいる所があります。梅雨前線は8日にかけて本州付近に停滞するため、大雨が断続的に続く見込みです。
 
 [雨の実況]
  降り始め(3日12時00分)から6日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
       豊根村茶臼山 306.0ミリ
        新城市富沢 220.0ミリ
   新城市作手高里木戸口 204.5ミリ
       豊田市阿蔵町 187.5ミリ
       田原市高松町 160.0ミリ
 
 [雨の予想]
 6日から7日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 30ミリ
  東部 50ミリ
 6日18時から7日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 120ミリ
  東部 180ミリ
 6日18時から8日18時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
  西部 150から250ミリ
  東部 200から300ミリ
  
 [防災事項]
  土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
 
 [補足事項]
  今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
  次の「大雨と雷及び突風に関する愛知県気象情報」は、7日6時頃に発表する予定です。