大雨と突風及び落雷に関する近畿地方気象情報 第4号
令和2年 7月 6日16時43分 大阪管区気象台発表
近畿地方では、7日夕方にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。また8日にかけて、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。竜巻などの激しい突風、落雷にも注意が必要です。
梅雨前線は、8日にかけて西日本の日本海側に停滞する見込みです。
近畿地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するでしょう。8日にかけて前線の活動が活発な状態が続く見込みです。
近畿地方では、これまでの大雨により、地盤の緩んでいる所があります。
6日16時40分現在、奈良県では土砂災害警戒情報を発表している市町村があります。
[雨の実況]
降り始め(5日15時00分)から6日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
和歌山県
田辺市護摩壇山 234.0ミリ
田辺市龍神 207.5ミリ
奈良県
十津川村玉置山 126.0ミリ
十津川村風屋 108.5ミリ
[雨の予想]
近畿地方では、7日夜遅くにかけて、局地的に雷を伴った激しい雨の降るおそれがあります。
6日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
近畿北部 30ミリ
近畿中部 40ミリ
近畿南部 40ミリ
7日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
近畿北部 30ミリ
近畿中部 40ミリ
近畿南部 40ミリ
6日18時から7日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
近畿北部 80ミリ
近畿中部 180ミリ
近畿南部 180ミリ
その後、7日18時から8日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
近畿北部 50から100ミリ
近畿中部 100から150ミリ
近畿南部 100から150ミリ
[防災事項]
土砂災害に厳重に警戒してください。
低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「大雨と突風及び落雷に関する近畿地方気象情報」は、7日6時頃に発表する予定です。